「外の国の文化が我々の生活にも少しずつ浸透してきている」
 それは大きな変化だったり小さな変化だったり様々だけど、確かに時代は移り変わろうとしている。
「確かに彼らは強大な敵だ。いつか俺たちは戦わなければならないだろう。だが、敵を倒すにはまずは知る事が必要だ!」
 彼らが何を思い、どんな生活をして、どんな癖を持っているのか。それを知らなければ強大な敵にうち勝つ事は出来ない。
 近藤さんはよってここにと高らかに宣言した。

「新選組も時代の流れに乗ろうと言う事で、まずは今日から皆でツイッターを始めよう!!」
「ちょっと待って、近藤さん!!」

 格好良く宣言したものの、この人今なんて言った?
ツイッターとか言った!? 言わなかった!?

「なんだ、どうしたんだ?」
「いやいやいや、どうしたじゃないでしょ!? なんでツイッター!?」
「ああ、もしかしたら俺の言い方が悪かったかな? Twitterと言えば大丈夫だろうか」
「そう言う問題じゃないし、発音綺麗でもそれはそれでおかしいし!!」
「なに、世間では流行っていると言うじゃないか、だから……」
「確かに流行ってるけど! それ現代の話! 数百年後のお話!!」
 と私が言えば近藤さんははははと豪快に笑って言った。
「時代を先取りと言う事で」
「先取りしすぎじゃああ!!」
 時代錯誤も良いところだよ! パラレルだよパ・ラ・レ・ル!
 一応ちゃんとした時代物だよ、薄桜鬼って。
 この世界観が良いーって言う人もいるのに、ぶっ壊してどうすんの!?
「そもそもこの時代にパソコンも携帯もないんですよ!? 一体どうやってツイッターなんてやるっていうんですか!?」
 まさか帳面でとか言うんじゃないでしょうね。
 そんなのただの交換日記なんだからね! 面倒くさいだけなんだからね!

「安心しろ、。ちゃんと用意してある」
 私の問いに答えたのは土方さんだった。
 彼は何故か自信ありげに一歩を踏み出すと、まるでどこぞの黄門さんのように見ろと「それ」を翳してみせた。

「幹部隊士全員にこのPHSを支給する」

「変なところで時代遅れなんだよ!!」


  ついったぁ


  すいません、ほんと気まぐれで書いたもので
  すみません(土下座)